私は普段、主にクラウドワークス、ランサーズ、サグーワークスの3つを使って在宅ライターをしていますが、先日たまたま「かくたま」というサイトを発見したので登録してみました。
「かくたま」の特徴を簡単に説明すると、
- ライティングに特化したクラウドサーシングサイト(サグーワークスに似ている)
- 初心者でもOKだがオンラインテストに合格する必要がある
- 文字単価1円以上の案件ばかり!
という感じです。私は運よくライターテストに1発合格しましたので、今回は「かくたま」の特徴、テスト、使ってみた感想を詳しく紹介します。
少しでも興味を持った人はぜひ読んでください!
ライティング特化サイト「かくたま」とは?
私もつい最近まで存在すら知らなかった「かくたま」。クラウドワークスやサグーワークスは使っているけどかくたまは知らない!という人も多いと思うので、まずは特徴を紹介します。

サイトエンジン株式会社が運営
かくたまは、ライティング事業やオウンドメディア運用支援を行っているサイトエンジン株式会社が運営しているサイトです。
<サイトエンジン株式会社の概要>
- 設立日:2008年8月
- 資本金:5,000,000 円
- 代表者:毛塚 智彦
- 住所:東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX4階 LIFORK R19
初心者~プロ向け案件まで!
かくたまにはケーキ屋さんの紹介ページや美容品のおすすめ商品の記事作成など初心者ライター向けの案件から、社会労務士や行政書士、FPなど専門知識を持った人向けの案件まで取りそろっています。
タイミングによっては案件がないときもありますが、さまざまな案件の中から自分が書けそうなものを選ぶことができます。文字数も1000字程度からあるので、最初はこのへんから始めるのがおすすめ。
平均文字単価1円
「かくたま」は案件ごとに単価が決まっており、だいたい文字単価1円程度です。初心者向け案件の中にも1.3円くらいのものも見たことがあります。
初心者の場合、他のクラウドソーシングサイトだと文字単価1円のハードルは低くないので、「かくたま」はなかなか良心的な報酬だと思います。
また、専門性の高い記事が書ける人やスキルの高い人には文字単価5円とか10円の特別オファーも来るとかなんとか…。このレベルの案件を獲得するのは簡単ではないと思いますが、ライティングのモチベーションにはなりますよね。
登録~納品までの流れ
「かくたま」は無料でだれでも登録することができます。登録から受注、納品までは次の流れで行います。
エントリーフォームから応募
「かくたま」に登録するにはまずエントリーをしましょう。私はIndeedから応募したのですが、公式サイトからもエントリーができます。
ライター登録
エントリーすると記載したメールアドレス宛にライター登録用URLが送られてくるので、そこから登録を行います。会員規約を確認し、名前や生年月日、振込先、保有資格、得意ジャンルなどを入力。
※原則1人1アカウントしか作れません。
オンラインテストを受ける
ライター登録をしてもすぐには案件を受注することはできません。 かくたまの企業向けサイトに「品質維持のためにライターを厳選 」と書かれているように、サイト内のオンラインテストに合格した人しか受注できないのです。
オンラインテストは登録後48時間以内に受けなければならないので、登録するタイミングにも注意しましょう。
オンラインテストの内容や合格率についてはあとで詳しく紹介します。
好きな案件を受注
オンラインテストに合格するとすぐに案件を受注できるようになります。募集中案件がいくつか掲載されている(ないときもあります)ので、内容や文字数、単価を見ながらやりたいものを選びます。
サグーワークスは〇時間以内と時間制限がありますが、「かくたま」は納期が数日後に設定されているのでスケジュールの管理はそこそこしやすいと思います。サグーワークスだとやりたいタスク案件があっても「あと2時間しかないから今日は出来ない!」→翌日にはなくなっているというパターンも多いですからね。
また、採用の選考はないので早いもの勝ちで案件をゲットできますが、基本的にはキャンセルできないようなのでそこは注意ですね。
記事を作成し校正依頼
レギュレーションに沿って記事を作成したら、コピペチェックをして校正依頼をします。校正担当者による確認が終わるまで少し待ちます。
検収完了
校正後、修正がなければそのまま完了となります。私は今のところ修正依頼が来たことはありませんが、今後注意するべき点などのフィードバックはいくつか貰いました。
(誤字があった、回りくどい言い回しがあったなど)
かくたまのオンラインテストって?
良いことばかりに見える「かくたま」ですが、やっかいなのがオンラインテスト。事前にどんなテストか知っておいた方が良いと思うので、言える範囲で詳しく説明しますね。
ライターテスト&校正テストがある
「かくたま」のオンラインテストにはライターテストと校正テストの2種類があります。
ちなみに偉そうに色々と書いている私ですが、ライターテストには1発合格したものの校正テストは余裕で不合格でした^^
どちらも選択問題で制限時間(20分)があります。内容は詳しく書けませんが、日本語の使い方を正しく理解しているかどうかといった問題が出題されます。テストを受けるとその場で合否が分かります。
難易度は校正テストの方が高い(と思う)のですが、ライターテストだけ合格した場合でもライティング案件は受注できるようになります。
オンラインテストの合格率は10%
「かくたま」の企業向けページによると、オンラインテストの合格率は10%程度のようです。
まず、登録を希望される方のうち、10分の1程度しかテストに合格しません。
さらにその後、合格した人に順番に少量ずつ発注をしてみて、内容の良し悪しで継続発注をするライターを決めます。合格した人のうち約3分の1の方に継続発注します。
かくたま https://cakutama.com/
私は始めてからそんなに時間が経っていないのでよくわかりませんが、継続案件はさらに絞り込まれるようです。
全くの初心者には少しハードルが高いかもしれませんが、合格率1%と言われているサグーワークスのプラチナライターテストよりは易しいレベルと言えます。テストのボリュームも多くないので、そこまで疲れませんでした。
不合格の場合は3カ月以上期間を開けて再受験可能
残念ながら2種類のオンラインテストに落ちてしまった場合、3カ月以上の期間を開ければ再受験ができるみたいです。ただ、これは逆に言えば不合格になると3カ月間は受験できないということ。
ライティング実績ゼロで挑むと不合格&3カ月待機という事態になるかもしれないので、少し経験してある程度自信をもった状態で臨んだ方が良いと思います。
ちなみに私は校正テストに落ちてしまったので、ライティング案件をやりながら合格するまで挑戦しようと思っています。
かくたまを使ってみた感想
ここででかくたまの特徴やテストについてあれこれ説明してきましたが、「実際どうなの!?」って思いますよね。
ここではかくたまを使ってみた感想を包み隠さずお伝えしますので、興味を持っている人は参考にしてください。
校正テストは難しい
ライターテストにはなんとか合格できた私ですが、校正テストは見事不合格でした!しかもぎりぎり不合格とかではなく余裕で不合格!!!
ちなみにテストの点数も分かりますが、どこが違っていたのかはわかりません。
そんなに甘くないと分かっていたつもりでしたが、やはり校正は難しいものです。ライティングだけでなく校正のトレーニングもきちんとしないとダメそうです…。

文字単価1円以上は嬉しい
ライターとしては実力も経験も浅い私にとって、すぐに文字単価1円以上の案件をゲットできるのは大変嬉しいことです。
クラウドワークスやランサーズだと応募しても採用されないことの方が多いですからね…
公式サイトによると専門的な内容だと文字単価10円の案件もあるそうなので、「かくたま」で実績を積んでいけば高単価案件に繋がるのではないかと期待しています^^
レギュレーションが細かい
「かくたま」は依頼時に構成や内容、レギュレーション、参考サイトなどが指定されます。個人的にはある程度決まっていた方が書きやすいのですが、案件によってはかなりレギュレーションが細かいです。
しかも案件によって異なるルールがあるので、わりとその確認に時間を取られます。
誤字脱字や内容の確認はもちろん、レギュレーションにもかなり気を遣わなければならないなあと思いました。
案件数に限りがある
個人的なオファーのシステムがあるのかどうか分からないですが、公開されている案件数はそこまで多くありません。早い者勝ちなのでタイミングによってはゼロのときもあります。
文字単価や書きやすさの面ではおすすめですが、メインとして使うのには少し物足りないのかなあと。
なので私は他のクラウドソーシングサイトをメインで使いつつ、良い案件があれば随時受注するというスタイルでやっていこうと思います。
かくたまはサブとしておすすめ
「かくたま」はテストさえクリアできれば文字単価1円以上の案件をゲットでき、指示も細かいので使いやすいと思います。ただし、案件数は多くないので他の仕事をやりつつサブとして使うのが良いですね。
オンラインテストの合格率は10%ですが、ライティングスキルというより日本語能力を確認するような感じなので、経験が浅い人でも十分合格可能です。みなさんもぜひ「かくたま」と使ってみてはいかがでしょうか?