こんにちは。2020年1月よりフリーランスの在宅ライターになったしじみです。
ライターの仕事をしていると、修正依頼が来ることも少なくありません。特に私は経験ゼロから始めたので、ライターなりたての頃はひどいものでした。(今でもよくありますが。笑)
修正依頼が来ると、「全然実力が足りていない」「才能がないのかな」と落ち込んでしまいますよね。
しかし、修正依頼が来るのは普通のことなのでそんなに気にしないでください。ということで今日は、自分の経験から初心者ライターが指摘されやすい修正ポイントをまとめてみました。
初心者ライターが指摘されやすい修正ポイント
指定されたルールを守っていない
ライティングうんぬんの前に、まずクライアントから指示されたルールを守れていないというケース。「えっ、そんな当たり前のことを?」と思うかもしれせんが、私は結構やってしまいます…。
たとえば、以下のようなルール。
- ですます調
- 体言止めの可否
- 改行ルール
- 指定キーワードの使用回数
- 画像の挿入方法
マニュアルをしっかり読んだつもりでも、うっかり抜けていたり見落としたりしてしまうんですよね。
これは、”クライアントの話を聞いていない”ことになりますから、当然修正になります。
誤字脱字が多い
ライティング初心者のうちは、見直すのにも慣れていなかったり時間がかかったりするため、誤字脱字も多くなちがち。
実際に私も、
- 実際のところ → 実際のことろ
- 職務経歴書 → 職務敬零書
といった誤字脱字をスルーして提出してしまった経験があります。
少量であればクライアントが直してくれることもありますが、それでも印象は悪くなります。
文章のねじれ
文章のねじれとは、主語と述語の関係がおかしくなっている状態を指します。
たとえば、「私の日課は、朝ジョギングをします。」という文章は、主語が「日課」、述語が「ジョギングをします」となっているため文章として成り立ちません。正しくは「私の日課は、朝ジョギングをすることです。」となります。
短い文章だと「おかしい!」とすぐに分かりますが、実際は修飾語や副詞が付いていたり重文や複文になっていたりするため、意外と気付かないこともあります。
※単文と重文、複文のちがい
- 単文:私は卵焼きが好きだ。
- 重文:私は卵焼きが好きだが、父は目玉焼きが好きだ。
- 複文:私は母が作った卵焼きが好きだ。
文章が複雑になると主語が省略されることもあるので、さらに注意が必要です。
一文が長い
「一文が長い」「一文一意を心がけて」と指摘されたこともあります。
たとえば「私の趣味はランニングをすることで、毎週10Km 程度走っています。」という文章は、「私の趣味はランニングをすること」「毎週10Km程度走っている」という2意を含んでいます。
このような文章は他人からは分かりにくく見えるため、一文一意で書くのが原則です。
とはいえ、「これじゃ一文が短すぎるかな」「同じ語尾の繰り返しになっちゃうから、1文の方がいいかな」と感じてしまうと、ついつい1つの文章にたくさん盛り込みたくなります。
その結果、「一文が長くて分かりにくい」と修正になってしまうことがあるのです。
日本語の使い方が間違っている
普段は何気なく使っていても、実は正しくない日本語もあります。
たとえば、以下の場合。
- ~たり、~たり…(たりは2回以上!)
- 犯罪を犯す(重複言葉)
- まず最初に(重複言葉)
「夏休みは、アルバイトをしたり図書館で勉強をして過ごす」は「夏休みは、アルバイトをしたり図書館で勉強をしたりして過ごす」が正しい言い方です。
「犯罪を犯す」は「罪を犯す」、「まず最初に」は「まず初めに」が正解。
ライティングでは正しい日本語を使うことが求められるので、普段使う言葉であっても注意が必要です。
初心者ライターが修正を減らすコツ
正しい日本語の使い方を確認する
日常生活で普通に使っている言葉でも、実は正しくないものがたくさんあります。実際に私も、「~たり」や「犯罪を犯す」の使い方はライティングを始めてから知りました。
Webライターは、個性的で味のある文章を書く能力ではなく正しい情報を正しい日本語で伝える能力が求められます。そのため、たとえ日常生活で使う言葉でも正しくないものは使えません。
修正を減らしたいなら、まずは正しい日本語の使い方を確認することから始めましょう。
ちなみに私は、以下の2サイトを見て勉強しました。
正しい日本語を勉強したい初心者ライターの人は、ぜひこれらのサイトを読んでみてください!(私もまだまだ勉強中です)
翌日以降に見直す
時間をかけてたくさんリサーチして、見直しもして、すぐに提出したくなる気持ちは分かりますが、それではミスを見落とす可能性が高いです。
一晩寝てから文章を見直すと、「あれ?この言い回しは不自然だな」「こんなところに誤字が!」「この文章は要らないな」と自分でも気付かなかったミスを見つけられます。
なので、納期が迫っていない限り完成してすぐに提出するのではなく、翌日以降に見直してから提出しましょう。
修正依頼を少なくしたい!
初心者ライターが修正されやすいポイントは
- 指定されたルールを守っていない
- 誤字脱字が多い
- 文章のねじれ
- 日本語の使い方が間違っている
です。
修正依頼を少なくしたいなら、
- 正しい日本語の使い方を確認する
- 翌日以降に見直す
の2点に注意しましょう!
修正依頼を少なくすれば、より好条件の案件に挑戦できるかもしれませんね!