テープ起こし初心者がクラウドソーシングで仕事をやってみた感想

初心者がクラウドソーシングでテープ起こしをやってみた感想在宅ワーク
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テープ起こし(文字起こし)は、音声を聞きながらパソコンに文字を起こしていく仕事。タイピングと基本的なパソコン操作ができればOKなので初心者でも挑戦しやすいです。

これまでライティング案件しかやっていなかった私ですが、先日文字起こしの案件をやってみましたのでその内容や感想をまとめてみました。

初心者からテープ起こしをやってみたい人はぜひ参考にしてください。

テープ起こしとは?

テープ起こしはインタビューや講演などを録音データを聞き、文字を入力する仕事です。まずはテープ起こしの種類と検定試験について説明しておきますね。

テープ起こしの種類は3つ

テープ起こしは音声を聞いてそれを文字にする仕事で「文字起こし」とも呼ばれます。かつてはテープレコーダーを使っていましたが、最近ではICレコーダーや音声データ、動画を使うことがほとんど。

そして、テープ起こしにはやり方によって3つの種類に分けられます。

  1. 素起こし…「えー」「あのー」「まぁ」といった意味を持たない音声や重複している単語なども全て文字にする。
  2. ケバ取り…「えー」「あのー」「 まぁ 」といった意味を持たない音声を除いて文字を起こす。
  3. 整文…ケバ取りした文章を分かりやすい文章、正しい日本語に整える。

ちなみに私がやったのは2.ケバ取りのテープ起こしです。

  

テープ起こしに関する資格

テープ起こしはタイピングスキルと日本語スキルがあればできるので、資格などは必要ありません。

しかし、テープ起こしのスキルを証明するための検定試験があり、これらの試験を受ければテープ起こしスキルになるので案件を貰いやすくなります。

代表的なのが、以下の2つ。

  • 文字起こし技能テスト( 一般社団法人 文字起こし活用推進協議会 )
  • テープ起こし検定試験(一般社団法人 音声テキスト化協会)

ちなみに私はどちらも受けていませんが、本格的にやっていくなら受けておいた方が良いと思います。

   

テープ起こしをやってみた感想

一度テープ起こしがどんなものなのかやってみたいという好奇心から、クラウドソーシングサイトを使って受注してみましたので、その内容や感想をご覧ください。

案件数が少ない!倍率高い!

「さあ、テープ起こしをやってみよう!」と思ってクラウドワークス、ランサーズで案件を探してみたものの、予想外に案件が少なかったです。タイミングにもよると思いますが私が探していたときは各サイトに10件くらいしかありませんでした。

しかも初心者でもできる内容だからか、応募している人がとても多い!どの案件も10~20人以上は応募者がいたので5件くらい応募してやっと1件受注できたという感じでした。

こんなに人気があるとは思わなかったのでびっくりしました。

報酬が予想外に低い

クラウドワークスやランサーズでテープ起こしの案件を探してみると、単価の相場は音声60分あたり5,000~10,000円程度で、中には5,000円以下のものもあります。

業者相場だと15,000円以上にはなるみたいなので、それと比較するとかなり安いです…。文字量から考えてもライティングと比較して決して高いとは言えません。

しかし、やってみないことにはどれくらい大変なのかわからないのでとりあえずケバ取り60分3,000円(手数料抜き)の案件を受注。

やってみると60分の音声を起こすのに5時間くらいかかりました。つまり時給にすると600円。

はい、そんなもんですテープ起こしは。

素人でもできる案件なので高報酬は期待していませんでしたが、クラウドソーシングは想像以上に報酬が安く設定されているみたいです…。

時間はかかるけど楽と言えば楽

60分のケバ取りに5時間程度と結構時間がかかってしまいましたが、聞こえた音声を文字にするだけなので楽と言えば楽かもしれません。(初心者向け案件だからだと思いますが)

ライティングはリサーチをしたり言い回しを考えたりとかなり頭を使いますが、テープ起こしはどちらかというと淡々と作業する感じ。

時給換算すると安くなってしまいましたが、ライティングが捗らないときやタイピングスキルを磨きたいときには良いかもしれませんね。

聞きとりにくい部分がある

音声はクライアントが録音した会話。話している人の滑舌が悪かったり早口だったり雑音が入ったり…聞き取りにくい部分もありました。

個人的にはゴミ袋を回収する音がかなり気になりました(笑)。「なんでインタビューやってる横でゴミ袋回収してんの!?後でやってよ!」と思いながら。

また、音声の中には専門用語や人名なども含まれることもあるで、そこも注意深く聞いて調べながら進めないといけません。

聞き取りにくい部分や聞きなれない言葉が多いとスピードはかなり落ちるな、と思いました。

テープ起こしソフトは微妙

世の中には自動でテープ起こしをしてくれるアプリやソフトがあるそうで、単純な私は「えっ、めっちゃ便利やん!」と思って試してみることに。

Googleドキュメントの音声入力機能を使ってみました。

すると、自動で文字を入力してくれるのはありがたいんですが、もう本当に文章がぐちゃぐちゃで全然音声と合っていない!!

ということで結局全部自分で起こしました…。

完璧に入力してくれることはないと思っていたんですが、予想以上にダメでしたね。

話し手の人数や話し方や、音質にもよると思いますが、あまりあてにしない方が良いです。

タイピングスキルは超重要!

テープ起こしは音声のスピードにある程度ついていければそこそこ早くできると思いますが、私はタイピングが早くないので少し聞いては止め、 少し聞いては止め、を繰り返していました。

聞こえた音声をそのまま起こせば良いのは気楽ですが、

ライティング以上にテープ起こしは収入がタイピングスピードが重要になってくるなあと思いました。

テープ起こしは稼げるのか?

個人的にはクラウドソーシングのテープ起こしだけで月に10万円程度稼ぐのは結構厳しいかなと思います。なぜそう思うか、単価、作業スピード、案件数に着目してまとめてみました。

クラウドソーシングだと単価は低い

クラウドソーシングサイトで受注する場合、初心者でもできるテープ起こしの相場は音声1時間あたり~5,000円。専門性の高い内容だと高くて5,000~10,000程度。

人は通常の会話で1時間あたり1万4000字程度話します。音質や内容にもよりますが、それを文字にする場合6~10時間程度かかります。

つまり初心者の場合、良くて時給500円程度になります。これは収入的には割の良い仕事とは言えませんよね。

もしテープ起こしを本格的にやるならクラウドソーシングサイトで少し経験を積んだら、普通の求人サイトで仕事を探した方が良いと思います。

タイピングが速ければそこそこ稼げる

ライティングの場合はリサーチや文章構成を考える時間によって執筆スピードが変わります。しかしテープ起こしは基本的に聞こえた音声をもとに文字を打つので、よりダイレクトにタイピングの速さが作業スピードに繋がります。

私の場合はタイピングが遅いのですごく時間がかかってしまいますが、ブラインドタッチができる人ならもう少し効率よく稼げると思います。

オリジナルの文章を書くのが苦手だけどタイピングには自信があるという人ならそこそこ稼げるかもしれませんね。

案件数が少ないのが難点

クラウドソーシングだとテープ起こしの案件数が少ないうえに応募数が非常に多いので、コンスタントに仕事を受注するのは難しいと思います。

副業として、子育ての合間に、お小遣い稼ぎ程度にやりたい人なら問題ありませんが、月10万円は欲しい、生活費が必要といった人にはあまり向いていません。

まとめ

普段ライティングをしている私がテープ起こしをしてみて思ったのは、

  • プログラミングやデザインなどの特殊なスキルを必要としない分、報酬は安いし倍率も高い
  • 初心者でも時間をかければできるが、それだけで安定して稼ぐのは難しい

ということです。本格的にテープ起こしで稼ぎたいならスキルと経験が必要なので、一概に「誰でも簡単に稼げる」とは言えません。

ただ、ライティングとは違う面白さもあったのでまた機会があれば挑戦したいな、ということろですね。

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